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人口大理石

じんこうだいりせき
人工大理石とは樹脂を原料に石の粉末、鉱物質や着色剤などを加えて固めたもの。人造大理石とも呼ばれる。システムキッチンのワークトップ(天板)や洗面化粧台のカウンター、浴槽などに使われている。1965年アメリカのデュポン社が世界で初めて開発し1971年から日本にも輸入されるようになった。現在は日本国内でも製造されている。使われる樹脂によってアクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系、エポキシ樹脂系に分かれる。

人工大理石の種類

アクリル樹脂系の人工大理石は板状に成型されたものが多い。厚さは13ミリくらいまで。継ぎ目がわからないように接合したり切削したりできる。その特性を生かしてオリジナルの天板などを特注で作ることができる。アクリル樹脂系の人工大理石の中で最も有名なのがデュポン社の「コーリアン」である。表面のテクスチャーの違いで大理石調のほか砂目調やスエード調のものもある。

ポリエステル樹脂系の人工大理石は、浴槽や洗面ボウルなど成型された製品に多く使われている。表面をコーティングして光沢を出したり質感を向上させたものもある。浴槽に使われているポリエステル樹脂系の人工大理石ではガラス繊維との多層構造とし耐熱性や防水性を高めているものも多い。

エポキシ樹脂系の人工大理石は比較的新しい素材で、耐久性と加工性が高く価格が安いとされる。ガラスに似た半透明の質感が特徴となる。